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八幡宮裸参り

time 2011/01/15

八幡宮裸参り

今日は夕刻から盛岡八幡宮の『どんど祭』と『裸参り』へ行ってきました。
『どんど祭』へはいままでにも正月飾りや古いお守りを持って何度か来ていたのですが、実は『裸参り』を生で見る(拝む?)のはこれが初めて (*^m^*)

すでに16時の時点でマイナス2度 (>_<)… ダウンコートに手袋と、しっかり防寒していても指先がジンジンしてくる寒さ (・_・;)。日が暮れはじめてからスタートした裸参りはもっと冷え込んでいて、さらに風も吹いているので体感温度はもっともっと寒いこと間違いなし ヾ(゚д゚)ノ゛たぶん、裸参りの方々は寒い感覚を通り越して、痛い!んだろうなぁ~~。

だって、厳寒のまちを本当に“ 裸 ”なんですよ!もちろん、胴周りにさらしとしめ縄を巻いて、腰にわらを垂らしてはいるけど、それって防寒具ではないし、足元は素足に草鞋履き !! もう、みなさん身体はピンクを通り越して真っ赤っかですよ!(>人<) ス、ス、スゴイ !!

子供でも寒さに耐え、ブルブルと身体が震えていながらも紙を口に挿み無言で一歩一歩、ゆっくりと八幡宮に向けて進んでいく。1人1人違う空気感… オーラみたいのを纏い、放ち、その中で自分なのか、神なのかに対峙しながら進んでいく姿が美しくて、心動かされました。

帰宅してからネットで調べてみると、『裸参り』は無病息災・豊年を祈願し、厄年の男性は厄を払う寒詣りだそう。盛岡の裸参りは、藩政時代から伝えられてきた「寒参り」で、その後何度か中断と実施を繰り返し、昭和25年頃に復活してからは、消防団員を中心に正月行事として現在まで続けられてきたらしい。

気になっていた口に加えていた「三角の白い紙」は悪霊の侵入を防ぐためらしく、裸参りの間話をしたり口を開けることを禁じる目的もあるようです。あと、「参詣」の隊列を横切ろうとしたおじさんが消防団の方々に怒鳴られていたけれども、隊列の途中を横切ることは『願掛けが途切れる』として嫌われると書いてあった。ふ~ん、横切らなくて良かった!あんな寒さの中で参詣している人達の願掛けを意図せず切ってしまったら、それこそ1年間自己嫌悪でした( ̄▽ ̄;)

そうそう、あの手に持っていた白い紙の挟まった長い棒(=紙の「はさみ」)にも色々と意味があるもよう。それで頭をなでてもらうと、ご利益があったらしい...(-ω-;)ウーン 来年ね!

こういった神事は頭で理解するものではないけれども、勉強不足ではご利益 !? も半減するだろうし、その神髄を知らず“イベント”としてだけ見るのはもったいない。『裸参り』に限らず、長く続いてきた伝統行事、そこに込められてきた思いや願い等々、そういったものにより触れていきたいなぁと改めて思った。

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学生や若い社会人が力を合わせながら、岩手県盛岡市「鉈屋町界隈」を中心に2010年より活動をスタート! 手づくり市“てどらんご”の企画運営の他、市内のガイドツアーやお食事交流会等を実施しながら、盛岡の “たのしい” を自ら創り上げると共に、住民や参加者にも “楽しんで” もらいたいと日々知恵を絞って活動しています。 お問い合わせ:morioka_wakamono_project@yahoo.co.jp [詳細]

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