もりおかワカものプロジェクト

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オリーブの収穫

time 2010/11/20

オリーブの収穫

フバール島のツァリッチ家のオリーブの収穫は、朝の漁から始まる。

前の日の夕方仕掛けておいた網を早朝畑に行く前に引き上げに行く。
お父さんと息子の仕事である。

何と!大漁!
一晩でカツオ、あんこう、鯛などなど!

海辺でさばいた後、バケツに入れて畑に持っていく。

ここで日本人伝説誕生!
あんこうをいとも簡単にさばいて見せた。もちろん自己流。
お父さん「さすが日本人!!こんなに素早くあんこうをさばくなんて!やるな。これから俺が魚を獲ってきたらお前がさばけ。」
たまたまうまくいっただけなんだけど・・・。
それ以来、村では新入りの日本人が凄いスピードであんこうをさばく・・・という噂に。見知らぬ人からも褒められる。

またあんこうがきたらどうしよう。

自己流だけにまたうまくいくとは限らない。

これは本気で習得しなくては・・・。プレッシャーがのしかかる。

せっかくもらった初の「さすが、日本人!」の称号を失うわけにはいかない。

もちろんその場であん肝は捨てるというので、変人扱いされながらも頂いた。

その後、すぐオリーブ畑へ!

オリーブ摘みの時は、畑が家から遠いのでお昼は畑で食べる。

それがサンドイッチとか簡単なものではなく、早朝獲れたての魚のバーベキュー!

息子が焼いている間、せっせとオリーブを摘み続ける。

今年は大豊作で、オリーブが鈴なりになっている。

剪定し終わったオリーブの木の枝で火を焚き、魚を焼くための炭を作る。

無駄が無く、全て自然の流れ。

感心せずにはいられない。

オリーブ畑でオリーブオイルをたっぷりかけたお魚達・・・。

美味しすぎて言葉を失う。

味わっていると、周りはもう食べ終わり、すぐまた作業に戻る。

ひえ~~~~!

私にとっては初めての格別な経験でも、彼らに取ってはこれが日常。

私もじっくり味わい、楽しみたい気持ちを抑え、大急ぎで食べ作業に戻る。

日が沈みかけた頃、今夜も網をしかけに行くぞ。とオリーブ摘みが終了する。

私はおばさんに連れられ、野菜畑へ夕食の野菜を獲りにいく。

ふだん草(ブリトバ)とトマト。

オリーブ摘みの1日を終え、呆然とする。

太陽と共に動き、自然の営みと共に働き、その恩恵を頂き、こんな幸せな気持ちになるなんて・・・。

そんな私の感動と満足感を島の人達はしらっとした目で見る。

「俺らの日常がそんなに特別なのか?」

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学生や若い社会人が力を合わせながら、岩手県盛岡市「鉈屋町界隈」を中心に2010年より活動をスタート! 手づくり市“てどらんご”の企画運営の他、市内のガイドツアーやお食事交流会等を実施しながら、盛岡の “たのしい” を自ら創り上げると共に、住民や参加者にも “楽しんで” もらいたいと日々知恵を絞って活動しています。 お問い合わせ:morioka_wakamono_project@yahoo.co.jp [詳細]

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